99.01.02

昨日の無理がたたって、まず起きる自信はなかったので、
Kiさんのタイムカードにモーニングコールを頼むと書いておいた。
11時ごろ電話が来た。
とても眠かったが仕方がないのでとる。
Kiさんのあとになぜかしもっちが電話に出た。
なんの用だ。
機嫌がさらに悪くなる。

こいつが言うにはどうやら昨日の発注が本部に送信されていなかったらしい。
知ったことか。
俺は発注をやっておいた。
送信しなかった夜勤の奴に文句を言うがいい。
切れ気味に電話を切ったあと、当然のように二度寝に入る。


ほぼ時間どおりにつく。
特に問題はない。
ちょっと遅れただけだ。気にしなくていいだろう。

J君も元気いっぱいでよろしい。
これで楽ができそうだ。
去年は年賀状を書かなかったのに今日9通も来た。
お返事を出さねば。

というわけでレジ上げの後で年賀状書きに集中する。
レジなんかJ君1人で充分だ。

年賀状終わる。
J君は17時で終わりなので帰りがけに出しておいてくれと言って渡す。
こいつも忘れっぽいので、タイムカードの上に置いておく。

レジに戻ると、J君が困った顔で
贈答品用のクッキーの箱を包んであったビニールの中に戻している。
どうしたのかと訊いたら、変な夫婦が贈答品を選んでいたらしいのだが、
一度クッキーに決めたところで奥さんから「クッキーなんか食べないわよ。」との発言をくらい、
旦那は敗退してバームクーヘンに換えたらしい。
おまえが食うんじゃないだろう。
J君もひそかに「食うって!!!」と心の絶叫を漏らしたらしいが、通じなかったようだ。

清算の後、売上日報の書類をまとめてから立ちあがったら、
机の上に合った灰皿をひっくり返してしまった。
しかも書類の上に。
思わず叫び声をあげると、J君にうるさいと言われた。
うるさいって言ったって仕方がない。
J君に現場を見せてやったら納得したようだ。
うむ、2度と文句を言うなよ。

そのうちにごてごてしたおばさんが箱入りのアイスを5個も持ってきた。
しかも紙袋に入れろとかお年賀にするとか意味の分からない事を言い始める。
知ったことか。
お年賀に安物アイスを送る根性と、それを今日調達する計画性のなさ、
しかも紙袋などと言い張って店員を困らす身勝手さには腹が立った。
袋は無いと言ってビニールの袋に入れてやる。
こいつは名残惜しそうだったが、俺はもう次の客にとりかかっていた。

夕方近くなってお年玉を手にしたらしい中学生っぽいのがやってくる。
なにが欲しいのかと思ったら、プレステのコントローラーが欲しいと言う。
調べてみたが、在庫はないので、予約しろと言ってやった。
おとなしく予約すればいいものを、「ちょっと高くてもいいです。」とか言いやがる。
なめてんのか?
在庫はないって言ってんだろ?
だいたい売値を吊り上げるコンビニがどこにある?
吹き抜けた怒りを押さえ込み、無いもんは無いと言ってやる。
結局予約もしないで帰りやがった。
別の店に探しに行ったんだろう。
こらえ性のないガキはキライだ。
行った先でまた店員の怒りをかうがいい。

17時。
Naさんがやってくる。
いつも時間を守るとは感心だ。
家が近いってのもあるんだろうが。

掃除が終わってレジに3人がそろった。
なんだか知らないが、J君と手を取り合って遊んでいて、
「だからホモって言われんだよ!」と盛りあがった。
冗談なのだが、J君が去った後、小声でNaさんに、
「ホモなの?」と訊かれてしまった。
断じて違う!!!
見ると目はけっこうマジ。
信じてくれよお・・・・・。

気を取り直してジュース整理をやる。
たいした量ではなく、あらかた終わったと思い、一息ついたそのとき、
悲劇は訪れた。

電話が鳴る。
Naさんが取る。
困った顔でこっちを見る。
I君が今夜風邪をひいたとかで休むらしい。
分かったと言って電話を切らせて、代わりをなぜか俺が探す。
もう1人はTくん。
新人すぎる彼には1人勤務は無理だ。
とりあえず現役の夜勤に片っ端から電話。
夜勤全滅。
Aさんは今日ザウスへ行っているはずだ。
ここで働かせたらあの人は死ぬ。
この間やめたばかりのKoくんにも連絡してみる。
無理。
しょうがないのでAさんに電話。
すごーーーーーーーーくいやそう。
イントネーションだけでここまでの不快感を表すとは・・・・。
最後の手段と復帰のうわさのあるKuくんの電話番号を聞き出す。
Aさん知らず。
仕方がないので店長に電話。
番号を教えてもらってKuくんに電話。
アウト。
実家にいた。
もう無理。
リーサルウェポン。
Jくん・・・・・。
電話するが、やはりいやそう。
そりゃそうだ。さっきまでここにいたんだから。
そこをなんとかと頼み込んで2時ごろまでやってもらうことに。
問題は2時からだ。
俺はもう10時間働いている。
さすがにつらい。
だいたい男が少なすぎるんだこの店は。
店長の偏った求人に怒りを感じる。
Iくんに電話。
奥で座ってるだけでいいからという条件で頼み込んで2時からの仕事を引き受けさせる。
いまだにこいつに何で頼まなけりゃいかんのか疑問が残る。
とにかく形になった。
Aさんにも連絡し、一件落着。
結果1時間近く電話かけっぱなし。
目と頭が痛い。

ジュースに戻る。
終わるころには体力の限界。
見るともう21時過ぎだ。
ここまで休憩なしで文句を言わないNaさんに感謝。

遅い休憩。
終わるともう22時になる。
疲れた。

Jくん再び登場
ほんとにすまない。
俺が悪いんじゃないんだろうなと思いながらも悪い気分になってくる。

とりあえず終わりだ。
T君が金髪になっていたが疲れに比べたらなんてことはない。
J君を2時に迎えに来て一杯飲む約束もある。
とっとと帰って休もう。

0時過ぎ。
携帯が鳴る。
Jくんからだ。
出てみると、Iくんがやっぱり無理と言ってきたらしい。
あのやろう。
この瞬間、奴は友達リストから削除。
どうしても来れないのは仕方がない。
が、だったら「行きます。」なんて言うんじゃねえ!!
1回シフト表に名前を書いたら代わりの奴を探して書きこむまでは最低限の仕事だ。
直前になってごちゃごちゃ言い出すのは許せない。

結局Jくんは5時まで。
その後にAさんがなんとか帰ってきて、8時までやった。
俺もJ君のお迎えで5時まで起きっぱなし。
酒を飲むことなどできるわけがない。
次に会った時、Iくんに何を言ってやろう。
っていうか、殺す。

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