二年くらいずーっと携帯買え買えいわれてたのを無視してましたら、とうとう会社からPHS渡されてしまい……………わかってますわかってます年末年始の深夜呼び出し覚悟しろってことですよねわかってますわかってますから給料上げて。
以下、最近の読んだものからいくつか。
- 「Under thr Rose 1 冬の物語/船戸明里」(bk1)
- 19世紀のイギリス上流階級が舞台。細密な描写で描かれるのは、斜陽の公爵家の娘グレース・キングの死によって、その息子のライナスやライナスの引き取られた先のロウランド伯爵家の面々に引き起こされるさまざまな波紋。掲載誌がBSTREETだったってのもあってミステリ的なトーンで物語りは進みます。にしても衣裳とか調度品とかすんごく描き込んであってタメイキもの。そしてそしてそしてッ、めいどさんですよめいどさんめいどさんめいどさん(マテ
- 「BLAME! 10/弐瓶勉」(bk1)
- いつのまにかバトルマンガになってわけわかんない状態になっていった「BLAME!」でしたが、わけわかんない状態で突っ走ったままこれにて完結。や、でもこの最終巻はサナカン様の大立ち回りが堪能できますし、よかったんでないかと(いいのか)
あと、エピローグ的な最終話でですが、雨が降ってました。ひょっとして雨のシーン、初めてなんじゃないかな。これがはたして霧亥がメガストラクチャーの上の方にいったのか、それとも下の方にいったことになるのか、相変わらずよーわかりませんが、1巻のころとは“違う”場所に来てしまったってことはよくわかりました。
- 「BLAME! and so on/弐瓶勉」(bk1)
- でもってこっちは画集。「BLAME!」とか「Noise」とか、変わったところではスタジオ・ボイスで連載してた「Megalomania」とかからのカラー稿を収録。カラーというわけで表紙とかポスターになったものが多いです。でもってしょうがないかもしれないけど霧亥だったりシボだったりのイラストが中心なのがちと不満。や、サナカン様が少ないっていうのもありますが(あるのか)、やっぱしBLAME!っつーたら重力子放射線射出装置ででっかい建物ぶっこわす絵こそキモなわけで、建物の絵ももうちっと増やしてほしかったなーと。そういうイミでは「Megalomania」からの、現実の建物をモチーフにサイズだけ非常識にした狂った絵はステキです。
- 「EDEN 10/遠藤浩輝」(bk1)
- あ、こっちも10巻ですが、まだまだ終わりそうになく。また登場人物が入れ替わります。ウイグル族反政府勢力のマリハンは最後は反テロのために行動しますがけっきょく爆死、かつてエリヤのパートナーだったヘレナはプロパテールのスパイ粛清のいざこざに巻き込まれて射殺。うーん、死ぬってかたちでしか物語から退場できないのかなー。
登場したのは刑事ミリアム・アローナ。ウィルス研究者ケイト・ミシマ。えー、キャラたってるのはもちろんイケイケな刑事の方なんですが、物語の大きな要素であったはずのクロージャーウィルスに関してもそろそろ進展がほしいのでメガネさんなミシマ女史の活躍キボー。って、研究所が自爆しちゃったんですが、彼女は脱出できてるんでしょうかこれ。
- 「少年少女 3/福島聡」(bk1)
- 連作短編も3巻目。毎回違う切り口だけど、そんな中でなんとなくシリーズっぽくなってる、宇宙パンダな話とかヨシコちゃんゴローくんの話とかもあったり。この3巻ではMe262で音速を目指すっていうむちゃくちゃな「大自在」って話がよかったです。ザ・コクピットにもこんなのあったよなー。それから子供のかわいさ無邪気さってのでは、絶対音感持った子供達の話「ドレミファソラシド レミ ソラミ」がいいなあ。この表情。