... 猫美の絵描きとしての欠陥 

 私には絵描きとして如何ともし難い欠点があります。 それは「色弱」と言うことです。

 健常者には色弱ってものは解らないかと思います。 それはアタリマエです。 なまじ解った振りをするのは嘘でしかありません。 近眼の人が遠視の人の見えてる世界が解りますか?

 日本では色弱、色盲というハンディキャップは かなりの差別をされます。 少なくとも私は両親から(特に母親ですが) 教えられてきました。 また、現に新聞や本を読むと差別がありました。 多少は減りましたが・・・まだまだ差別されてます。 それが不当な事なのかは解りません。 普通の人とは違うのは確かですし、 差別の無い世界なんて無いと思ってます。 私は色盲では無いので色盲の人の見えている世界が 解りませんが、ヘタすると信号が かなり解りにくいのではないでしょうか? さすがにソレはちょっと差別されるかな?とも思います。

 色弱ってのはどういう物なのでしょうか?
色盲の程度の弱いもの。 どの色にも感じるが、ある色についての感覚がにぶい。 赤色弱・緑色弱・青黄色弱などがある。
と広辞苑には載っています。 つまり特定の色に関して判断が付きにくいのです。 私のその例に漏れず、特定の色に関して苦手です。

 色弱ってのは伴性劣性遺伝です。 人の男女の決定はX染色体とY染色体で決まります。 XXなら女性。XYなら男性と言った具合です。 色弱に関する遺伝子はX染色体にあります。 こいつは発症するのが弱いため、 正常なX染色体と組になると発症しません。
つまり、正常なX染色体と色弱の要素のあるX染色体では キャリアー(運搬者)であっても 色弱では無いという事になります。
では男性の場合・・・ 色弱の要素のあるX染色体を抑制するX染色体はありません。 つまり男性の発症率は劇的に上がります。 これが色弱の遺伝のメカニズムです。

 色弱ってことで昔から色に関して苦手意識があります。 色の話題なんかは苦手も苦手で避けたい話題です。

 色弱は日本では差別があると書きました。 近年では多少減ってきてはいますが・・・ 私が色弱であると言うことを公表するには かなりの抵抗感がありました。

 色弱というハンディキャップは 世間をたばかって生きることが可能だと思います。 現に私はそれなりにたばかって生きてきました。
・・・知ってた人は知ってたかと思いますが・・・

 無理に公表することも無いのですが、 私としては公表することで 世間がどういう評価を下すのかがちょっと気になります。 見捨てられるもヨシ、哀れみを買うのは・・・う〜ん。 まぁ、興味本位なんでしょうか? 本当の理由はちょっとナイショです(ぉぃ

 何を書きたかったのか?という主張が解りにくいですね。 要約すると、「私は色弱です」という事を主張してる だけなんだと思います。 つらつらと長く書いてますが・・・

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