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ダイアログあれこれ

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ユーザに催促を促すとか、メッセージを表示するような方法がいくつかあります。
ここでは、PocketC の標準関数を使う事により、利用出来るダイアログや
ポップアップメッセージについてまとめてみました。

1.MessageBox

基本中の基本。メッセージダイアログ。
テキスト部分だけではなく、見出し、アイコン、ボタンなどを制御出来る。
第1引数から、メッセージ、見出し、アイコンの設定、ボタンレイアウトを示します。
アイコンの設定とボタンレイアウトは次の値を利用します。

・アイコンの設定・・・1.情報、2.警告、3.エラーから選択。

・ボタンレイアウト・・・1= OKCANCLE2=YESNO3=YESNOCANCEL から選択。

関数の結果、「キャンセル」なら-1、「いいえ」なら0、「はい」なら1を返します。

例1)MessageBox("Button 1","Icon 1",1,1);

例2)MessageBox("Button 2","Icon 2",2,2);

例3)MessageBox("Button 3","Icon 3",3,3);

って、よく見たら、アイコンの種類の1と2がおんなじですね。なんでやろ?

 

2.alert

警告です。

例)alert("alert");

そのまんまやんかい。

 

3.confirm

確認用のウィンドウ。
右上に[OK]と[×]ボタンが表示される。
戻値が0なら[×]、1なら[OK]が押されたことを意味します。

 

例)confirm("confirm");

MessageBoxで、ボタン種類に2を選んでも、同じような事は出来ますね。

 

4.OpenFileDlg、SaveFileDlg

普通のアプリケーションで、ファイルを開いたり保存したりするときの
ダイアログそのまんまです。
OpenとSaveで見た目はほとんど同じですが、細かいところが多少違います。

1)共通事項

・デフォルト(最初に表示される)のフォルダは指定できない
・ファイルの種類と拡張子を"|"でならべて表示する。
・同じ拡張子に対し、複数の拡張子をならべるときは、";"でならべる。
・引き数に何も入れない(""を指定)と挙動がおかしい
→マニュアルには""でOKってかかれてたのに(;_;)
・All Documents(*.*)は常に設定される

2)OpenFileDlg

・見出しが「開く」
・既存のファイルしか選択できない

3)SaveFileDlg

・見出しが「名前をつけて保存」
・存在しないファイル名を指定できる

 

これらを使えば、なんとなくWindowsアプリケーションっぽくなってきますね。


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