日本きな粉愛好会

久寿餅をたずねて 「川崎大師」1

H14.5.22 神奈川県川崎市川崎区

交通:品川→(京急快特で約10分)→京急川崎→(京急大師線普通で約5分)→川崎大師
運賃:230円 


 全国のきな粉銘菓を訪ねる旅は、地元の川崎から始めることにした。くもり時々晴れという、絶好の行楽日和である。川崎駅に着いたのは午前9時前。久しぶりに持ち出したカメラにはフィルムが入っておらず、駅前のヨドバシカメラで安く購入する腹づもりでいたが、あいにく開店前で、銀柳街の喫茶店で時間を潰す。コーヒー代のほうが高いが、あまり早く大師に着いて、久寿餅の店が開いていなくても困る。9時半になってヨドバシカメラが開店。購入したフィルムを装てんし、京急大師線で川崎大師駅に向かった。

 
鈴木町−川崎大師間

 大師線は、たいへん歴史のある路線だ。わが国で京都、名古屋に続いて3番目に開業した電気鉄道で、いまの京急の発祥の地でもある。

 工場通勤のラッシュも終わり、明らかに大師詣でと思われる善男善女を乗せ、電車は走る。川崎大師のある川崎区は工業地帯でもあり、線路の東側はずっと工場が続く。とくに、味の素の工場が目に付く。線路際に、アミノ酸の大型タンクが並んでいる。家1軒以上はあろうかというタンクの中に、うまみがいっぱい貯蔵されているのである。一帯の鈴木町という地名は、味の素の創業者に由来するそうだ。

 川崎大師駅に到着。数十人の参詣客が下車した。恥ずかしげもなく、電車の写真ばっかり撮っている。この電車は700型。大師線にはよく似た1000型も走っているが、ドアの数や性能が違う。1枚引き戸の動きが軽やかである。


川崎大師駅


川崎大師駅前

 駅前の様子。正月には、この広い駅前が参詣客で埋め尽くされるのであろう。駅のバックには、やはり味の素の工場。ほんだし。ここで、鰹が煮られているのだろうか。毎日の献立に、ほんだしは欠かせないね。
 あまり、参詣者が通らない地元の商店街から見た味の素。ほんだし。ほんだしの左側には、やはり大きく、ハイミーの文字も描かれている。
 余談ながら、帰りがけにこの付近のパチンコ屋で久しぶりに打ってみたところ、そこそこ出た。換金率も、まずまず。
   

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