49. VAIO PCG-737/10G/128 (1999/11/19)


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やけっぱちになってノートPC のハードディスクを 10GB に換装した。2.5inch 10GB HDD が安かったからである。

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私の所持している VAIO は購入から一年と四ヶ月であるが、既に旧型機種となりつつある。だが、私としてみれば、AGE of EMPIRES シリーズの最新作、Age of Kings さえ動けば現役として十分だと思っている。

購入当初のスペックは、メモリ 64MB にハードディスク 2.1GB だった。さすがにハードディスク容量の低さだけは購入前から気になっていたのだが、当時は XGA 表示可能なノートが限られていたため、解像度と価格を優先してハードディスクには目をつむった。これが私の最初の過ちであった。

それからソニーは、私が購入したバイオとほとんど性能が同じ機種を発売した。私の買った機種との違いは、プレインストール OS が最初から Windows98 になったことと、ハードディスクの容量が 4GB に増えたことだけであった。私のノートも Windows98 への無償アップグレードが可能なので OS に関しては全く同じと言っても良いのだが、ハードディスクの容量があがったのは非常に腹がたった。しかも値段はほとんど同じなのである。まあ、Windows98 の発売を前に、店頭一掃セール開始を狙った私が悪いのであるが、この買い物を機に、やはり店頭一掃セールはあまり得じゃないものだと思った。このあたりの詳しい経緯は前にも書いたのでこのへんにしておく。

このあと私は、迷いながらも VAIO をパワーアップさせていく。手始めにメモリを増設したが、これにもケチがついた。なぜか 64MB の SO-DIMM が 10,000円で売っていたのに、その時は迷ったあげく買わなかった。そしてそのあと結局 64MB を買ったのだが、その時の値段は 14,000円を超えていた。ハードディスクもさすがに 2.1GB ではたりないので、これも躊躇のあげく 5.4GB のものを買った。5.4GB のハードディスクは最初のうちは広くて快適だったのだが、このあと「なぜあと数千円出してでも 6.4GB のハードディスクを買わなかったのか」とマイナス 1GB に後悔した。

こうして私の VAIO は、製品型番 PCG-737 から、自称 PCG-737/5G/128 に進化した。これは、ソニーが PCG-737 のあとにほとんど同じ機種を PCG-737/A4G として出荷したことにちなむ。

5.4GB のハードディスクに特別な不満もないままに私はずっと使っていた。私の買ったハードディスクは、時がたつごとに急激な値下がりをしたが、それでもそれは当然の流れだと思って我慢していた。しかし、ついに我慢ならなくなってきたのである。5.4GB のハードディスクは、去年のいまごろは 35,800円だったのだが、いまはなんと 10GB が 27,800円なのである。私は、これ以上のパワーアップは、私のいまの VAIO には不相応だし、パワーアップするよりは次回のノート購入資金の足しにでもしたほうがよっぽど得なのではないかと思っていた。しかし、ここまでハードディスクが値下がりしてしまうと腹が立ってくる。ハードディスクがここまで安いのに、なぜ 5.4GB で我慢しなくちゃいけないのだろう。そういう思いに駆られて、ついつい勢いで購入してしまった。

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ハードディスクの換装と一言で言っても、それは非常に大変な作業である。普通、ノート PC のハードディスクは換装するものではない。ちょっと自作マシンをかじった程度の人間はやらないだろう。特にサブノートPC は確実に難しい。しかし私の VAIO はサブノート型ではないし、換装がある程度簡単に出来るようになっている。IBM と同じように、ハードディスクだけを引き出しのようにノートPC 本体から抜き出せるようになっているのだ。ただし、やはり抜き出したあとに IDE ケーブルの抜き差しが必要だったりするし、IDE コネクタと内部コネクタがペラペラの紙のケーブルでつながっていて危なっかしいので、ある程度器用な人でないとやらないほうがよい。

それと、ただハードディスクを換装しただけでは、中身が空っぽである。いままで使っていたハードディスクの中身をコピーしなければならない。では、コピーはどうやってするか。これには、ノートではない PC が必要になってくる。しかし今回私は、ノート用の 2.5inch のハードディスクを普通の 3.5inch のハードディスクコネクタに接続するためのコンバータを買わなかった。入った店で 1,280円で売られているのを見てボッてるなと思ったからである。前回は 980円だった気がする。いや、よく覚えていないが、たしかマウンタという金具も込みで 980円だったかもしれない。それで、私は結局、planex communications inc. の、USB で 2.5inch ハードディスクをリムーバブルドライブとして使えるようになるキットを買った。私は planex が気に入っており、このキットを見たとたんに購入を決めた(本当は3分ぐらい迷った)。USB だと転送速度がどうしても遅くなってしまうが、リムーバブルメディアが手に入るのは心強い。12,800円也。

ちなみに、同じ店で VAIO 用のマルチパーパス・ベイに収まる「ハードディスクキット」というものが格安で売られていた。そのキットは、VAIO の普段 CD-ROM とかが収まっているところに、ハードディスクを入れようというものである。そうすると、CD-ROM は内臓ハードディスクと同じように IDE で接続するものなので、ここに二台目のハードディスクを入れると内臓ハードディスクと同じようにアクセスできるようになるのである。これは素晴らしい。

そこで私は思い出した。そう。私は 5.4GB のハードディスクを買う前に、このハードディスクキットを買おうかと思っていたのである。ただし、そいつは定価 77,000円というメーカー・サプライ品なのであった。実際のところ発売当初は 7万円ちょっとの値段で売られていたと思うが、それ以上値下がりすることはなかった。しかしいまは、そいつが 29,800円で売られているのである。これならリーズナブルな価格ではないか。しかしいまとなっては、そいつに元から入っている HDD は 4.3GB と非常に使えない。確かに私の現在の 5.4GB と 4.3GB とを合わせれば大体 10GB ぐらいになるので良いかもしれない。しかしなんということか、私がその製品を見つけたときには既にカバンの中に 10GB のハードディスクが入っていたのである。

というわけで、しばらく悩んだ末に、このハードディスクキットの購入は見送った。もし買ってしまうと、家には 2.1GB, 4.3GB, 5.4GB, 10GB の 2.5inch ハードディスクがあるというどうしようもない状況になってしまうからである。それに、このキットは VAIO でしか使えない(内臓ドライブだから)のに対し、planex のリムーバブルキットなら USB さえあればどの PC でも使える。それに planex のことだから、linux 用のドライバも書いてくれそうな気がするのである。持ち運びの出来る大きなメディアがあるというのは素晴らしいことである。どう素晴らしいかって? …それはあとで考えることにする。持ち運びではなくても、バックアップドライブとか、単純にセカンドドライブとしても使える。衝撃にそんなに強くないことだけが欠点ではあるが。

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ここからしばらく、私の苦労話が続くが、我ながら読んでも仕方の無い読み物になっているので、苦労話が嫌いな方はバッサリ飛ばしていただいたほうがよい。  

実際のところ、買ってからが非常に大変だった。買って来たその日のうちに、ハードディスクをリムーバブルケースに装着してみて、ドライバをインストールし、ハードディスクとリムーバブルケースが本当に使えるかどうかをチェックした。ついでに mpman も同じ時に買ったので、その日は mpman に時間を掛けすぎて終わってしまった。

運良く(?)体調を崩した私は、次の日は会社を休み、一日中作業をした。ハードディスクをドライブごとコピーするソフトを買えばよかったと思ったが、買わなかったので全部手で行った。まず Windows で 10GB を一つのパーティションで暫定的にフォーマットし、そのさいフォーマットオプションでシステムファイルをコピーするように指定した。このシステムファイル、具体的には io.sys というファイルはディスクの特定の位置に存在しなければならないため、こいつを入れておかなければ OS が立ち上がらないのである。そのあとで、エクスプローラで全ファイルをコピーした。コピーには非常に時間が掛かるので、コピーを開始しては一眠りし体調の回復を促した。ところが、二時間ぐらいたってさあ終わっていると思って画面を見てみると、Windows がなにか一時ファイルを消したらしく、コピーが途中でエラーを起こして止まっていた。仕方が無いのでまた途中からコピーをしなおし、そのあいだに昼食を取って…、とやっているうちにようやくコピーが終わった。

さて、そうなると今度はようやく換装に入る。換装は以前やったので簡単だった。バッテリーを引き抜くように簡単にハードディスクケースは外れるようになっている。あとはケースからハードディスク本体を抜き取り、交換するだけだ。これも初めての時はかなり慎重に時間を掛けたが今回はあっさり終わった。

さああとは起動させるだけである。これで立ち上がらなかったら何が悪いのだろう、と思いつつ電源を入れた。立ち上がらなかった。領域をアクティブにするのをすっかり忘れていた。これは簡単に fdisk で設定可能である。またフロッピーから起動し、DOS の fdisk で Cドライブをアクティブにして再起動をかけた。まともに Windows98 が立ち上がり安心する。

しかしこれで終わりではなかった。まだこの時点では Cドライブのみのコピーが終わっただけなのである。ここからドライブを分割して、他のドライブのコピーをしなければならない。それには、Linux のパッケージによく付いてくる fips というツールを使った。これを使うと、巨大なパーティションを小さく出来て、空いたスペースに他のパーティションを入れるのである。ところが、なぜか fips が使えないのである。エラーメッセージが出てしまう。どうやら、ドライブに古いフォーマット情報が入っており、その情報と現在のドライブの状態とが一致していないみたいなのである。なぜなのかさっぱりわからない。ドライブの分割が出来なければどうしようもない。何か変な情報がドライブに書き込まれており、それを消さない限りは何も出来ないのではないかとの結論に達した。

仕方が無いのでこの方法はあきらめることにして、まず最初に工場出荷初期状態に戻すことにした。戻すには専用のメンテナンスディスクさえあれば 20分以内に出来るので簡単なのである。戻すと当然システムは立ち上がった。懐かしいことに Windows95 であった。そのあと、私はまた新しいハードディスクと古いハードディスクを換装しなおした。そして、古い方のシステムでまた Windows を立ち上げ、そこから新しい方のディスクの中身を、システム領域を除いて全て削除し、また長い時間を掛けてコピーしなおした。前回は Internet Explorer 5.0 のキャッシュが沢山入っていたので、それで余計に時間が掛かってたことに気づき、今度はそれらを全て消してからコピーした。

そうしてまたハードディスクを換装しなおし、システムを立ち上げた。立ち上がった。しかし変なエラーメッセージが一瞬だけ出る。しかも、起動時のロゴが Windows95 のままである。何か間違えたと思ったら、どうやら Windows95 と Windows98 とでは io.sys のサイズが違うではないか。それに、微妙にシステムファイルの構成が異なるのである。これでは毎回エラーメッセージがでるしロゴも変で困る。我慢ならず、賭けに出て今度は DOS の sys コマンドで io.sys を入替えることにした。既に io.sys が入っている状態でそんなことが可能なのかどうか不安だったが、なんとなく大丈夫そうだと判断して結局 sys コマンドを発行した。もちろん sys を発行するには Windows98 起動ディスクからちまちまとプロンプトモードを立ち上げなくてはならず面倒である。再起動を掛けると、なんとかエラーメッセージは出なくなったが、まだロゴがそのままである。これも適当にシステムファイルをいじっているうちにちゃんと Windows98 のものに変わって一安心する。

しかし相変わらず Cドライブ一つに 10GB が割り当てられたままである。今度こそ fips でパーティションを分割しようとするが、また駄目であった。それでも今回はあきらめずにとりあえず Windows を立ち上げ、scandisk をしてみることにした。すると、なぜかポロポロとエラーが出るではないか。これは、BIOS が大きなドライブに完全対応はしていないからなのではないだろうか。とにかく、無理やり Windows の scandisk でエラーを自動的に修正させるモードでドライブを修正することには成功したのだが、何か釈然としないものがある。

ドライブを修正したあとで fips を実行すると、うまくパーティション分割をすることが出来た。そこで、今度は RedHat のインストール時に使える fdisk で細かくパーティションを設定していった。そしてそれぞれのパーティションが正しく作られているかどうかを今度は DOS 上の fdisk で調べてみると、一つおかしなパーティションがあった。確か 3GB 程度割り当てたはずのドライブが 133MB しか割り当てられていない。なぜか分からなかったが、表示のバグだと思ってそのまま新しく出来たドライブを全てフォーマットした。

これで一息ついた、あとは他のドライブのデータを移行するだけだと思い、一息ついたのだが、悪夢が起こった。なんと、Windows のレジストリファイルが壊れている、というのだ。なぜだ、と思いながらフロッピーから DOS を立ち上げて Cドライブを調べてみると、なんとファイルの多くが消えているのだ。全部消えているのではなく、ところどころ消えているのである。原因はさっぱり分からなかった。いまとなっては全てが分かっている。それは、パーティションのファイルシステムID の設定を誤ったからである。

各パーティションには、それぞれファイルシステムID というものがあり、この ID によってたとえば Windows が使用するものだとか、Linux が使用するものだとか、あるいは Linux のスワップデバイスに使用するものだとかの細かいものが予約されている。OS の方では、このファイルシステム ID によって、このパーティションがどんな風に使われるのかを想定しているのである。そこで Windows 用に予約されているファイルシステムID を見ると、いくつもあることが分かる。有名なのは、FAT16 と FAT32 とかである。ところがやっかいなことに、FAT32 には二種類か三種類ぐらい ID があるのである。明細を見ると、括弧して LBA と書かれたものとそうでないものと二種類あることが分かる。これは、私の予想なのだが、LBA とはローアドレスに置かれるパーティションという意味なのではないかと思う。8GB を超えるハードディスクはかなり一般的になっているが、おそらく BIOS は 8GB を超えた領域にあるシステムをブート(立ち上げる)することが出来ず、そのため必ず 8GB 以内のところにあるパーティションしか起動ドライブに指定できないのではないか。そして、8GB 以内に置くパーティションを LBA パーティションとし、8GB の制限を取り払って作成できるパーティションを一般的なパーティションとし、ファイルシステム ID を別個のものにしたのではないか。私はそれを無視して、8GB の境界をまたぐようなパーティションを LBA なパーティションとして設定しなおかつフォーマットしてしまったため、8GB を超えた分はまた一番最初に戻ってフォーマットしてしまったのではないだろうか。それで、一番最初にあるパーティションのデータが破壊され、ファイルが消えてしまったのだと思う。

もううんざりしてきたのだが、ここでやめるわけにはいかない。仕方が無いので今度は DOS 上で基本的なパーティションを設定することにした。RedHat の fdisk で、自分が勝手にファイルシステムID を決めたのが悪かったのである。いや、別に RedHat や linux の fdisk が悪いのではないので、念のため。あくまで Windows (DOS) のパーティション管理が悪いのである。

ここでふと思った。Linux をインストールするために私は、ハードディスクのかなり最後の方に 128MB ほどの領域を残し、そこを Linux のルートパーティションとスワップにしようと思っているのだが、ここはひょっとして BIOS からブートできないのではないか。こればかりはちょっと実験してみないと分からないのだが、いまからなんだか嫌な感じである。もしあっさりブートできたとしたら、Windows がタコなのでした、で終わりなのだが。

パーティションを DOS で設定したあと、微調整だけ linux の fdisk で行った。するとやはりファイルシステム ID が、同じ FAT32 でも扱いが異なることがようやく判明した。なぜ微調整するのかというと、パーティションのうちいくつかを FAT16 にしたかったからである。当然 FAT16 のパーティションは全て 8GB 以内の領域に置くことにした。

フォーマットは全て順調に終わり、この時点で午後四時になろうとしていた。ここまでの作業は確か午前九時から始めたので、ここまでに七時間掛かっていることになる。体調の悪かった私は、長い作業の合間に布団に入って読書したりしていたが、ここでまた一眠りすることにした。C ドライブの 2GB 近くあるファイル群をエクスプローラでコピーしはじめると、本日二度目の昼寝に入った。

起きてみるとコピーは終わっていた。コピーするにはもちろんハードディスクの新しいのと古いのとを換装しなおす必要があるし、コピーが終わるとまた新しいのを本体に入れる必要がある。今日はこういう作業を何度やったことだろう。もうハードディスクを名刺入れ程度にしか扱っていない。というのは冗談にしても、私はかなり投げやりになっていた。ここまで来るとさすがにこれ以上のトラブルは起こらなかった。しかし、このあとの作業がまた長いのである。私は古い 5.4GB のハードディスクにおよそ 5GB のデータを入れており、そのうちようやく 2GB のコピーが終わっただけなのである。このあと、3G 分のコピーにさらに四時間余りを費やした。最後はコピーさせたまま早めに寝た。

こうして私の、ハードディスクに捧げた一日は終わった。

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この話に出来ればオチを付けたくはないのだが、あいにく一つだけ軽いオチがある。それは、これだけさんざん努力したにも関わらず、増えた容量は 5.4GB -> 10GB つまり 4.6GB だけである。しかもこのハードディスクに表記されている GB というのは、実は 1,000,000Byte のことなので、実際には 5.2GB -> 9.5GB ぐらいなのである。2.1GB -> 5.4GB のときは二倍半広くなってかなり嬉しかったのだが、今回は倍も広がらない。Cドライブに 1GB の余裕が出来たので大きなアプリケーションも余裕を持って入れられるのだが、それ以外には 3GB しか増えていない。MP3 のエンコーディングやら、辞書の CD-ROM を入れるやらしたら、あっというまに埋まりそうである。それでも、Linux の分にきちんと 1GB 配分できたことは嬉しい。あとはちゃんとブートできるかどうかが気がかりである。なにせ、ブートできなかったら今度はデータを退避したあとにパーティションを切りなおして 8GB 以内のところに Linux のルートファイルシステムを入れなければいけないからである。そのときは Partition Magic に頼るしかなさそうである。今回のような苦労をしたあとだと、このようなソフトが一万円ぐらいする理由も分かるものである。ちなみに、ドライブまるごとコピーするソフトは四千円ぐらいだった。買えば良かった。ほんとに。

すっかり影が薄くなってしまった今回の副産物は、5.4GB のリムーバブルドライブとなった古いハードディスクである。今度は、このハードディスクを、現在 2.1GB のハードディスクを使用しているもう一台の PC と入替える作業が待っているのである。さすがにすぐに取り掛かろうとは思わないのだが…。この PC は現在、うちの母親が暇つぶしにゲームやったり、私がネットワークゲーム開発用に Apache を使っているぐらいなので、しばらくこのままにする可能性が高い。この PC も Windows の導入にそれなりに手間が掛かったので、もう一度インストールするのは嫌なのである。そうなると、5.4GB のリムーバブルドライブをどういう風に使うかが問題となる。やはりバックアップに使うのが筋なのだろうか。転送速度が遅く、計測してみると 800KBytes/s ぐらいしかないので、使い方が限定されてしまう。仮想CD-ROM でも入れておくのに使えるだろうか。等倍速の CD-ROM ドライブは 170KBytes/s ぐらいなので、仮想CD-ROM にしても四倍速ぐらいの CD-ROM ドライブ程度の速度になってしまうのである。

さすがにもう MMX Pentium 233MHz の私の VAIO をこれ以上パワーアップさせる必要はないだろう。おそらく、メモリを 128MB 積んでいるが Windows2000 はまともに動きそうも無い。Windows2000 が多くの人の PC の中に入る日ぐらいまでには、私の VAIO は現役でいられるだろう。


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