139. ピュアオーディオ現況 (2006/3/12)


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■オーディオの分野

現在「オーディオ」と言うと、下記のように大きくいくつかの分野に分かれている。

1. オーディオ&ビジュアル(ホームシアター系)
2. ポータブルオーディオ
3. カーオーディオ
4. ホームエレクトロニクス
5. ピュアオーディオ

最初のオーディオ&ビジュアルは、最近流行りのホームシアターを指す。音だけでなく映像も含めて、いわゆるA&Vと呼ばれる分野である。主な構成要素としては、大画面テレビ(プラズマや液晶やリアプロジェクションなど)、DVDプレイヤー、AVアンプと3〜10台のスピーカーである。

ポータブルオーディオというと、最近では特にiPodに代表されるデジタルオーディオが台頭してきているほか、携帯用のMDやCDなど、ソニーのウォークマンに始まる持ち運び可能な機器のことである。

カーオーディオは文字通り車に積むオーディオ装置のことである。たまに大音量で音楽を鳴らしながら走行する若者を見かけたりする。最近ではなんとDVDを見ることまで出来るという。

ホームエレクトロニクスとは、いわゆるCDラジカセからミニコンポまでを指す、部屋で手軽に音楽を聞く機器類のことだ。

最後のピュアオーディオとは、音質を追求するためにコストを掛けた機器類のことで、手軽さよりも音質を重要視する分野である。基本的に機能ごとにバラバラの機器を組み合わせるために、コンポ(コンポーネント)と呼ばれる。

■コンポーネントの種類

大きく以下のカテゴリーがある。

・プレイヤー
・アンプ
・スピーカー

▽プレイヤー

音楽の入った媒体から電気信号を取り出すのがプレイヤーである。

・LP(アナログレコード)
・CD(コンパクトディスク)
・カセットテープ
・DAT
・DVD
・SACD(スーパーオーディオCD)

電気信号にはアナログとデジタルがある。媒体にデジタルで記録されているプレイヤーの中には、デジタル信号を直接取り出すことが出来るものがある。アンプによってはデジタル信号をそのまま入力できるものがあるが、通常はアナログ信号に変換しなければならない。

デジタル信号をアナログ信号に変換するためのコンポーネントとして、DACと呼ばれるものがある。

▽アンプ

プレイヤーから取り出した電気信号を、スピーカーをちょうどいい音量で駆動するための電圧にまで増幅するのがアンプである。

アンプは原理上二段に分かれている。プリアンプとパワーアンプである。プリ部でトーンコントロールや信号の形を維持したままある程度まで増幅する。ボリュームつまみは通常プリ部にしかついていない。そうしてある程度まで増幅した信号を、パワー部でスピーカー駆動可能なまでに増幅する。なぜ二段に分けるのが一般的なのか、実は私もよくわかっていない。アナログレコードの信号を入れる部分のことをフォノイコライザと言うが、このような信号の補正なんかをプリ部でやってきたことがルーツかもしれない。ただこれは私の憶測なので信用しないほうがよい。

主流はアナログ信号を増幅するアナログアンプだが、最近はデジタルアンプが徐々に台頭してきている。ただ、デジタルアンプだからといって、入力も出力もデジタル信号なわけでは必ずしもない。現在のいわゆるデジタルアンプの肝は、スピーカーを駆動するための出力信号をデジタルにするという点にある。この場合のデジタルとは0と1(と-1?)のことであって、多ビットのデジタル信号ではない。アナログアンプが、ソース(CDなど)に記録されている通りの曲線の波形のアナログ信号をスピーカーに送っていたのに対して、デジタルアンプではジグザグの波形のアナログ信号を送っている。スピーカーが受け取る信号は両者で違うが、アナログアンプであろうとデジタルアンプであろうとスピーカーから人間の耳に届く空気の振動の形は変わらない。では何が異なるのかというと、ジグザグ波形のほうが電力消費が半分以下になるほか、波形の山と谷の中間の微妙な具合にスピーカーのコーンを動かす必要がないため、特に能率の低い重たいスピーカーを駆動するのに有利だというのが大きい(憶測)。特に最近のスピーカーは能率が低いのがトレンドである。

入力がデジタル信号なアンプもある。AVアンプと呼ばれるホームシアター用のアンプにはデジタル入力がついているのがあたりまえになっている。なぜそうなのか理由は知らないが、DVDの5.1ch分の信号をアナログ信号で送ろうと思うと六本の線が必要になるが、デジタルだと一本で済むからではないかと思われる。5.1chに限らず2chや7.1chなども同じ信号線で伝送できる。このような信号の制御を、オーディオ装置の真ん中に位置するアンプで行うほうが都合が良いという考え方もあるのかもしれない。

出力がデジタル信号なアンプは恐らく無いものと思われる。というのは、多ビットのデジタル信号を増幅してもしょうがないからである。

▽スピーカー

スピーカーとは、電気信号を空気振動にする装置である。原理は簡単で、電磁石で紙などの軽い平面を揺らすことにより空気を振動させている。

スピーカーを分類する上で一番大きいのはおそらく、ユニットが何個かということだろう。ユニットとは、コイルの巻かれた電磁石に、空気を震わせて音を出すための振動板が取り付けられた、スピーカーを構成する部品の一つである。

普通に考えればユニットは一個で十分なのだが、一個では再生帯域が限られてしまう。というのも、低い音を出そうと思ったら出来るだけ大きいユニットで緩やかに空気を振動させなければならず、高い音を出そうと思ったら出来るだけ小さいユニットで細かく空気を振動させなければならないからだ。振動板としてもっとも一般的なのは紙だ。なんだ紙かと言ってはいけない。紙は木から作る優れた素材の一つだ。しかし紙にも限界があるので、メーカー各社がしのぎを削り、やれケブラーだチタンだ、ついにはダイアモンド製のものまで現れた(もちろん工業用だが)。

低い音から高い音までまんべんなく再生するには、複数のユニットを組み合わせる必要がある。組み合わせるということは、音の高さの成分によってそれぞれのユニットに送る信号を変えなければならない。そのための仕組みを一般にネットワークと呼ぶ。周波数によって抵抗値が変わるコイルやコンデンサなんかを組み合わせて作る。このように複数のユニットを使う方式のことを、マルチウェイと呼ぶ。二個のユニットの場合は2-way、三個の場合は3-wayとも言う。

上記のような小細工をすると当然信号の質が落ちてしまう。また、ユニットを物理的に同じ位置に配置することは不可能なため、音の発生源がバラけてしまい、不自然な感じがしてしまう。そこで、極端に高い音や低い音を切り捨てて、一つのユニットで自然な音の再生を目指すのが、フルレンジと呼ばれる方式だ。

ユニットを単独で鳴らしても貧弱な音しか出ない。木などの外箱に取り付けることで、まともな音が出るようになる。ユニットを取り付ける外箱のことを、エンクロージャと呼ぶ。エンクロージャを一つとっても奥が深いが省略する。

ステレオと呼ばれるように通常は左右一組のスピーカーを使う。録音時に二つのマイクで録音し、それを二つのスピーカーで聞くことで、音を立体的に再生できる。そもそも人間の耳は二つあるため、左右で音の違いがあったほうが自然な感じがする。ただし、ステレオと言ってもスピーカーとヘッドフォンとではまるで違う。人間の頭や耳の形をした模型の耳の部分にマイクを置いて録音した音源をヘッドフォンで聞くと、まるでその場にいるかのように聞こえる。ハエを飛ばして録音した音源をヘッドフォンで聞くと本当にハエがぐるぐる自分の周りをまわっているかのように聞こえるそうだ。それと比べると、スピーカーで聞くための通常の録音はまた次元が違う。

重低音だけを再生するためのユニットあるいはスピーカーのことをウーファーと呼ぶ。重低音は指向性が低い、つまり音がどこで鳴っていようと意識しにくいため、左右に分けて鳴らす必要がないので、重低音を強化するためにウーファーのスピーカーを一つ追加する場合もある。ホームシアターで5.1chとか7.1chとかの0.1の部分がウーファーである。

5.1chや7.1chというのは文字通りスピーカーを5.1個とか使って再生する仕組みである。前述の通り0.1がウーファーで、2個のフロントスピーカー、2個のサラウンドスピーカー、そして1個のセンタースピーカーで合計5.1個である。7.1chはさらに側面に一個ずつ置かれる。

▽その他コンポーネント

上記に分類されないコンポーネントがまだある。

・チューナー
・イコライザー
・ミキサー
・タイマー

チューナーはラジオを受信して再生するものだ。プレイヤーに分類するべきかもしれない。

イコライザーは周波数ごとに音の成分の大きさを変えることができる。簡単なものはトーンコントロールとしてアンプに内蔵されていることもある。専用のイコライザーともなると、数十の周波数帯に対して補正を掛けることが出来る。こういうのをグラフィックイコライザーと呼ぶんだと思う(よくしらない)。

ミキサーは複数の音を混ぜて一つにする。カラオケで演奏と歌を混ぜて音を出すのも一種のミキサーと言える。プロが録音につかう機材だと数十チャネルの音を混ぜることが出来る。

タイマーは決まった時刻にオーディオ装置の電源を入れてくれる。単なるタイマーつきリレー装置と考えればよい。たぶん掃除機とか照明機器にもそのまま使えると思われる。

まだあると思うが、私では網羅しきれないのでこのあたりにしておく。エフェクタもそうか。

▽アクセサリ

コンポーネントのほかに、アクセサリと呼ばれるさまざまなアイテムがある。

・ケーブル
・インシュレータ
・ボード
・スピーカースタンド
・ラック

ケーブルを馬鹿にしてはいけない。数百万もするケーブルがある。豆電球を光らすために使うなら、エナメル線だろうと同じ機能だと言えるが、アンプで増幅されて人間の耳に音楽として聞こえるようになる繊細な電気信号を伝送するとなると、ケーブル次第ではっきり分かるほど音色が変わってしまうのだ。

インシュレータやボードはコンポーネントの振動を抑えるのに使う。振動というとスピーカーなら音に影響を与えるし、スピーカー以外の機器の振動も電気的に影響があると言われる。スピーカースタンドはある種スピーカーの箱の延長のように音に大きな影響を与える。ラックは機器をしっかり設置するのに使う。

あまり度が過ぎるとオカルトのようになり、大して音が変わっていないのに変わった変わったと騒いでいる人と、冷めた目でそれを見ている人とに分かれてしまう。

■メーカー

オーディオ装置を開発しているメーカーは色々ある。大手電機メーカー本体からその子会社、専業メーカーまで、大きいところから小さいところまで、普及機中心から高級機専業まで、日本ではかつてほどの市場がない今でもいくつものプレイヤーが残っている。世界に目を向ければいくらでもある。

大手ほど大きい市場で勝負している。実のところ、大方の人はCDラジカセやミニコンポで音楽を聴くので、このあたりの市場が一番大きい(多分)。ホームシアター系も最近人気がある。ポータブル系も独立した市場を持っている。なにげに大きいのがカーオーディオ系だ。いわゆるピュアオーディオと呼ばれる分野の市場は、全体から見ると非常に小さい。大手メーカーのカタログを見ると、ピュアオーディオ系のラインナップがほんの1ページ分しかなかったりする。

大手メーカーを見ると、コンパクトディスクをオランダのPHILIPSと共同開発したSONYは、もともとウォークマンなどのポータブルに力を入れているが、数十万円以上する高級機もいまだに作りつづけている。松下はNational/Panasonicブランドで家電を、Victorでホームシアターなんかを、そしてTechnics/TEACでピュアオーディオをやっている。三菱電機はDIATONEというブランドで一時期やっていたが撤退した(復活するらしいが)。

専業メーカーを見ると、PIONEERはカーオーディオとプラズマに逃げ、KENWOODは家電に逃げ、YAMAHAはホームシアターに逃げた。一方で、LUXMANやAcuphaseは高級機で生き残り、ONKYOはミニコンポとの境界分野である高級システムコンポとPC周辺機器で勝負している。C.E.C.などの新興メーカーも生まれた。市場で一番のシェアを持っているDENONとMarantzは、一番ボリュームのある価格帯を抑え、いま両者はD&M Holdingsとして資本を同じくしている。

海外に目を向けると、特にスピーカーでは海外勢が日本勢を圧倒している。挙げるとキリがないし調べるのも面倒なのでいちいち挙げない。アンプやプレイヤーについては、日本勢は物量と回路と正確性には優れるが、味が劣るとされる。味ってなんだと思われるかもしれないが、私も感覚的にしか分からないので言葉にしづらい。スピーカーとなると電子回路が少ないため、さらに海外勢に遅れをとっている。総論を述べると、廉価なところではアジア勢が、ボリュームゾーンでは日本勢が、趣味の高級機では欧米勢が強いとされる。

■比較

▽ホームエレクトロニクスvs.ピュアオーディオ

CDラジカセやCDコンポなどのホームエレクトロニクスとピュアオーディオとを比較すると、よほどの例外でない限りピュアオーディオのほうが音が良いとされる。ただしそれは価格差の問題が第一だ。ほかに、ホームエレクトロニクス系ではイコライザーの機能が重視され、たとえば重低音を増すような設定があったりする。この機能がピュアオーディオからはあえて排除されているため、もともと音質の悪い音源の多いJPOPを聞くとホームエレクトロニクス系の音を好む人が多いのではないかと思われる。ただしそれは食わず嫌いなだけで、一度ピュアオーディオに触れると多くの人は分かると思う。ただ、ピュアオーディオは普通の電気屋にはなかなか置いていないから触れる機会がないのだろう。それに、廉価なCDラジカセでもそれなりの音になるようCDのほうが録音時に音を歪ませてしまっているため、ピュアオーディオはソース面からも細っていっている。

▽ホームシアターvs.ピュアオーディオ

たとえば同じCDの音楽を聴くのに、ホームシアター系の装置とピュアオーディオ系の装置とで聞き比べるとどのような違いがあるのか。

一般に言われるのは、価格が同じであればピュアオーディオ系のほうが音がいいとされる。というのは、ホームシアター系は5.1ch分もの回路を持っているため、2ch分だけで済むピュアオーディオと比べてどうしてもコストパフォーマンスに劣ってしまう。目安として倍ぐらいの値段差がなければ勝負にならないといわれる。ただし、PanasonicのXR系のデジタルアンプには、5.1chモードのほかに2ch+2chのバイアンプモードというものがあり、バイアンプに対応したスピーカーの駆動に関しては廉価なピュアオーディオ系よりも元気でいい音がするとネットで噂になっている(一方でそれほどでもないと言う人もいるが)。

音質はというと、ホームシアター系のほうが臨場感に優れると言う人もいるが、ピュアオーディオ系の人はそれを作られた音だと言う。

最近になってホームシアター派の人が言うには、ホームシアター用のAVアンプのほうがピュアオーディオ用のアンプよりも量が出ているので、量産効果によりAVアンプのほうがコストパフォーマンスが高いとのことだ。これについては何とも言いがたいが、およそ一般論的に見ても真実だろうと思われつつも、さすがに同価格での比較が出来るほどのものではないのではないかというのが私の憶測である。興味があれば実際に聞き比べてみるしかない。

■ピュアオーディオ入門

ピュアオーディオを始めるには、三種類のコンポーネントを揃えることをまず考える。プレイヤーはCDプレイヤー、アンプはプリメインアンプ、スピーカーは2chのものを選べばよい。

もし既にミニコンポやシステムコンポを持っている場合、流用できなくもない。まずCDプレイヤーは最初は一番流用できる。極端な話、プレイステーション2を流用してもよい。スピーカーはものによる。明らかに安っぽいミニコンポのものは流用しないほうがいいが、予算がなければ我慢してもいい。アンプについてはまったく流用できない。新しく買うべきである。

アンプの最低価格帯は二万ぐらいからあるが、マランツやデノンで最低限評判が悪くないのは三万円前後のものである。もう一段階上のものは十万円前後になるので、最初は三万円前後のもので良いだろう。このとき、あまり余計な機能を搭載したものを選ばないほうがよい。明らかにその機能のためにコストが取られているとなると、基本的なパフォーマンスに劣ってしまうからだ。

スピーカーは、低価格帯ではいくつか定番がある。まず TANNOY の Mercuryシリーズである。クセがないのが特徴だが、無難すぎて面白くないと言う人もいる。最新のは知らないが、古いモデルなら私も所有していた。Monitor Audio の Radius 90 は、再現性の高いピュアな音を聞かせてくれるらしいが、大音量には向かないとのこと。世界的に大手の B&W の DM600シリーズはコストパフォーマンスが高く、ラインナップも豊富だ。低音の質が微妙との欠点を挙げる人がいる。ブランドが有名なBOSEは、多少クセのある色づけがしてあるが、心地よい音を聞かせてくれる。最近出た161は一万六千円程度にしては結構良い音を出してくれるらしい。以上はすべて海外のもので、ネットで調べると大体このあたりが引っかかるが、国産のものもこの価格帯では無難な感じなので選んで悪くないと思う。

そうすると大体五万から七万くらいで一式が手に入る。これで手持ちのCDを聴きなおすと、それまでCDラジカセ程度で聴いていた人なら十分満足できると思う。いままで聞こえなかった音が聞こえてくると、いままでCDラジカセで音楽を聴いていた時間が無駄なように思えてくる。まあそれはそれで音楽として楽しんでいただろうから良いのだが、聴くならいい音で聴きたいものだ。

さてその後のステップアップだが、まずスピーカーを部屋にどう置くかを考えなおしたほうがいい。理想的にはスピーカーとスピーカーとの間は2〜3mほど間隔をあけて置き、ちょうどその辺を正三角形としたときのもう一つの頂点に人間がいるのが理想とされる。この位置で聞くのとそうでないのとでは音の良さが全然違ってくる。この理想的な位置でオーディオを楽しめるよう、可能なら部屋をいじったほうが良い。

スピーカーは置き場所によって音が変わってくる。一般に、壁の近くだと低音が増し、カーテンなどのやわらかいものの近くだと低音が減ずる。硬い床に置けば低音が増し、やわらかい床に置けば低音が抜ける。中空のベニヤ板で出来た家具の上に置くのは避けたいし、逆に硬い床に直接置くのも良くない。ポイントは、余計な振動を抑えることと、かといって音を吸収しすぎないこと。専用スタンドを買うのが一番いい。あるいはトールボーイと呼ばれる床置き型の製品を買う。でなければ、インシュレータと呼ばれるスピーカーの言わば足を用意して挟む。一番安上がりなインシュレータとしては、十円玉を五枚くらい重ねるというのがある。インシュレータには色々あり、金属のスパイクみたいなもの、ゴムで振動を抑えるタイプのもの、コルクで自然に抑えるものなんかがある。

天井や壁から吊るすのもアリだが、音には良い影響は無いと思う。むしろリスニングポイントつまりさきほどの説明にでてきた正三角形をうまく作るために吊るすという選択肢ならある。スピーカーは重いので注意する。

スピーカーには得手不得手がある。自分がよく聴く音楽と相性のいいスピーカーだと何割増しか良く聴ける。音が前に出る元気のいいものはジャズやロックに、音が後ろで鳴る繊細なものはクラシックに、中音域にボリュームのある色っぽいものはヴォーカル物にいい。


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gomi@din.or.jp