HANATARE
■TOP■   ■LOG■


◇診察◇

12月14日に風邪が長引いているというようなことを書いたけれど、未だにその症状は治っていない。

というか目、鼻、耳、の痛みが尋常ではなく咳(せき)も一向に収まる気配が無いので昨日はクリスマスイブだというのに救急病院に行ってきた。そこで出された診察結果はマイコプラズマ肺炎ではないかというもの。普段健康な若年層がかかりやすく発熱して乾いた咳がしつこく続き、一部神経痛も伴うということ。目、耳、鼻あたりは三叉神経の通うところだしその他の症状も一致する。そうか俺は肺炎だったのか!

と、思ったけれどその救急病院はあくまで初期診療を目的とした施設だっため今日もっと大きな病院でその真偽を確かめるべく検査をしてもらってきた。その検査結果は、なんと俺は肺炎ではありませんとのこと。なんだよ一体。だとしたらこの痛みは一体なんなのさ。

と思っているとこで告げられた検査結果が「群発性頭痛」。

ひえー。この病気を知っている人は少ないだろうけれど、ある意味肺炎よりタチ悪い。というか俺も知らなかったんだけどね。家に帰って早速インターネットで検索してみてちょっと引いた。その恐怖を綴ったサイトとか見るとまるで地獄の苦しみのようなんですが。俺は今現在そこまでの苦痛は伴ってないんですけれどもゆくゆくは我が身そうなるのだろうか。やべー俺痛いの超嫌いなのに。とんだクリスマスですよ。

 

でもそれはそうとして咳の原因はなんだったんだろう。群発性頭痛のショックで聞き忘れた。

 [ '06/12/25(月) ]

 

◇風邪◇

日曜日に風邪を引き、そのまま今日まで症状は悪化の一途を辿っている。日曜日は喉が痛いだけだったけれど、今では目も鼻も痛く業務中にひどい悪寒が走り出したかと思えばその後逆に火照って発汗しだしたりと体の変調著しい。というかこれは本当にただの風邪なのだろうか。もっと深刻で重篤な病気だったらどうしよう。例えば恋とか。

30歳にもなって未だに風邪を引くと少しワクワクする。幼少時代の名残だろうか。今更、平日午前10時のワイドショーを観たって何の新鮮味も感じ無いのに。

今現在風邪を引いてるくせに言うのも何だが、俺は滅多に風邪を引かない。年に2回引けば多いほうだと思うし、それが安静を余儀なくされるような症状まで進行したという記憶は最早俺の脳裏から消え失せている。いつが最後だっただろうか。

そういう意味で、今回の風邪はかなり久々の重篤さだと思う。自分で、普通に安静にしているべきだと思うし。

でも風邪に起因しない重篤な症状というものも世の中にはある。例えば、そう、二日酔いもそのひとつだろう。

二日酔いだって、俺はれっきとした体調不良の一種だと思うけどね。確かに二日酔いは酒を呑まなければ患わないわけだけれど、それ言ったら風邪だってウイルスを吸わなかったら引かないわけだし、大体一緒じゃん。そもそも二日酔いなんて言い方自体が良くないと思う。二日酔いの辛さはそんじょそこらの風邪の比じゃないのに、なんだか2日目も楽しく酔っぱらってるみたいな名前つけちゃってさ。これじゃまるで苦しんでるほうが馬鹿みたいじゃん。よくない。こんな名前は改めるべき。例えば「酒風邪」に。略して「風邪」と。

 

「すいません風邪引いちゃって。」

なんて、二日酔いで堂々休める社会になったら素敵なのにね。

 [ '06/12/14(木) ]

 

◇映画◇

フラガールを見た。映画は今この瞬間日本において究極を極めたと思った。完璧すぎる。完璧で物凄い面白さ。そんじょそこらの全米No.1ヒットを謳い文句をしているような映画ならばクライマックスに一度訪れるか訪れないないかといった心を震わせる感動の津波が大上段からそして間断なく押し寄せ観衆を包み込みその色彩は常に新鮮で決して心壁に免疫的な感動の垢を蔓延らせない。頭の芯からデトックスするがごとく瞳からは涙がこぼれ続けそれが衒いもなく心地よくて僕らの意識は常に視線の先で溶けてひとつにまとまりながらスクリーンの一点を焦がしつつ次々と繰り広げられる物語の核を追い続けた。

採点するならば俺は100点満点で870点くらいだと思うけれど隣の彼は540点かもしれないし前に座る彼女は2060点くらのスコアをつけるかもしない。何れにしてもそれは通常範囲の規格外ということだ。この映画がビデオなりDVDなりになったときに観てもその素晴らしさは十分に伝わるだろうけれど100点満点で870点のスコアを叩き出すような感動は映画館のスクリーンで観なければ決して味わえない(その感動を味わえる可能性の代償として日本映画館のバカ高い鑑賞料金は存在する)のでこういう映画に出会えた時に本当に劇場に足を運んでよかったなと思う。

 

今日はとてもハッピー。

 [ '06/12/03(日) ]

 


◇更新履歴◇

去年一年間mixiで書いていた「牌の記」という俺の麻雀戦記(大げさ)をまとめてPENにアップしました。基本的には日記形式なんですけれども一方でエッセイとしての側面を含んだ文章にしたかったので描写や表現に多少の脚色を行っています。あまり意味を成していませんけれども。ちなみに戦績に関してはそのままです。麻雀好きな方は必読。というほどのものではありませんけども全く。

まあ興味のある方は暇つぶしにでもどうぞ。

 [ '06/11/26(日) ]

 

◇雨ニモマケズ◇

雨ニモマケズ 風ニモマケズ

雪ニモ 上司ノ面ノ皮ノ厚サニモマケヌ

丈夫ナカラダヲモチ

慾ハナク

決シテ瞋(いか)ラズ

イツモシヅカニワラツテヰル


一日四時間ノ就業ト

和食ト 洋食ト 少シノ中華ヲタベ

アラユルコトヲ ジブンヲカンジヨウニ入レズニ

ヨクミキヽシ ワカリ

ソシテワスレズ


野原ノ松ノ林ノ蔭ノ

食事ト冷暖房完備ノ小屋ニヰテ

東ニ病氣ノコドモアレバ

オ見舞イノ蟹ヲオンライン注文シテヤリ

西ニツカレタ母アレバ

行ツテソノ稻ノ束ヲ負ウ人ヲ遣ワシ

南ニ死ニサウナ人アレバ

コハガラナクテモイヽト手紙ヲオクリ

北ニケンクワヤソシヨウガアレバ

ツマラナイカラヤメレトイヒ

ヒデリノトキハスイスデスゴシ

サムサノナツハハワイデカバー

ミンナニカネモッテルネトイワレ

羨望ノマナザシヲアビ 

シカシ内心デハ使イ切レナイホドノ所得ニ虚シサヲ覚エル

サウイフモノニ

ワタシハ ナリタイ

 [ '06/11/15(水) ]

◇グッバイ日米野球◇

東京ドームへ日米野球を見に行ってきた。

今年で75周年を迎える日米野球も近年の日本人選手のメジャー流出やその他国際大会の台頭で、徐々に昔ほどの活気や熱気を帯びたものはなくなってきている。加えて今年は相次ぐ日本人主力選手の出場辞退。今回の全日本メンバーはお世辞にも最強軍団なんていえない多くの選手達で構成されている。そして宮本選手会長から発せられた日米野球の意義に言及する発言。急速な野球の国際化に伴い日米野球は今その役目を終えようとしているのではないかと言う。或いは、今年限りで。

日米野球に関して言えば、日本の選手側にメジャーに対する挑戦の気持ちが無くなったら終わりだ。75年の歴史の中で一度もメジャー選抜に勝ち越したことの無い日本が何をか謂わんやではあるが、でもそうだとしたらメジャー側には試合をしなくてはならない理由は何も無い。

でも、見る側にとってはそれはたまったもんじゃない。日米野球以外にメジャーリーガーが日本に来てプレーしてくれる機会など無いのだ。熱心な野球ファンにとってそれは大きな損失だ。日米野球がその役目を終えたなんて意見は、ファンを無視した選手側の狭量に他ならない。思いあがりも甚だしい。

だから俺は、今回はメジャー選抜に全日本をボコボコにして欲しいと思っている。願わくば5戦全勝で。今回メジャーは日本よりも遥かにクオリティの高い選手を集めてきてくれており、こと長打力に関しては歴代最強の顔ぶれだろう。もちろんホームラン王もいるし、その他に首位打者も、盗塁王だって来てくれている。

中でも4番を打つライアン・ハワードは今大会の中で最も注目すべき選手だ。今季メジャー2年目にして本塁打58、打点149を叩き出し2冠王に輝いた若き天才スラッガーで、今年度のMVP最有力候補に挙げられている。このペースで活躍してゆけば引退までにどれだけの記録を塗り替えるのか底が知れない。俺もこの選手が見たくて今回球場に足を運んだといっても過言では無い。

2回の表、そのハワードがゆっくりと左打席に入りバットを構える。強靭な筋肉で覆われているのにその動きは実に軽やかだ。もう構えを見ているだけでわくわくドキドキ。本当に今日来てよかったと思う。こんな素晴らしい試合の機会が無くなるなんて信じられないよ。そんな思いの俺の視線の先で、ハワードのバットが鋭く強く居合いのような迫力で振りぬかれると、ジャストミートされた白球は一直線にスタンド目がけて飛んで行った。

入った。

打った瞬間にそうだとわかる一打だった。そしてスタンドに吸い込まれた打球は左中間スタンド4列目で観戦していた俺の目の前に落ちてゴトリと転がる。

え?ハワードのホームランボール……

 

とっちゃった!

 [ '06/11/05(日) ]

 

◇沖縄夢旅行◇

 

先週末、10月27日から28日にかけて2泊3日で沖縄旅行に行ってきた。

初めて足を運んだ沖縄は、総じて言えば南国の色彩を随所にちりばめエキゾチックな雰囲気を漂わせつつもそれでいてどこかアジア特有の侘び寂とした雰囲気も併せ持つとても魅力的な土地だった。空港を出た瞬間に暖かな海風が日ごろ蓄積していた心の垢を爽やかに吹き飛ばしてゆく。

そして南国の日差しを浴び、果実を食らい、俺はゆっくりと沖縄の土地に染みこんでゆく。染み込んだ俺は土の下で眠る歴戦の兵達に挨拶を交わし、やがて蒸発して暖かな風に乗り空を舞い、首里城を上空から眺め、その無礼を門前で鎮座するシーサーに一言詫びるとやがて降り出したスコールに溶けて海へ流れ込んでいった。

コバルトグリーンの海面下で穏やかに暮らす海がめはそんな俺をそっと岩陰から眺め、優雅なフォームで海中を泳ぐマンタは紳士的な態度で一言二言言葉をかけてくれ、そしてチョウチョウウオとスズメダイが鮮やかな舞で歓迎してくれた。でもホオジロザメだけが執拗に俺の命を狙うから、俺はジンベイザメに応援を頼みその隙にクマノミの案内でザトウクジラの元に避難してその背から噴き出すパラソルみたいな潮に乗って海の中から見事逃げ出したけれど、不運にもそこに偶然通りかかったひどく暴力的な竜巻に巻き込まれてキジムナーに出会うことも出来ないままに沖縄から放り出されてそのまま関東まで吹き飛ばされてしまったのでした。がーん。

 

それでも十分に沖縄を堪能できたし、とても楽しかった。近いうちにまた行って見たいなあ。

 [ '06/11/04(土) ]

◇朱い影◇

穏やかな秋晴れの下訪れた仙台は東京に負けず劣らず都会的な建物に溢れていたけれど、その空気はどこかレイドバックした雰囲気に包まれ、人々の足音は優しいユニゾンを奏でているようだった。東京の空気はもっと薄情な寒気団のようだし、人々は足早で道行く他人は障害物でしかない。なんていうと俺はよっぽど東京が嫌いなんだなって思われるかもしれないけれど、いやいや単に仙台が素晴らしかったというだけですよ。

とはいえそんな出張も所詮目的は仕事のため。その疲労と帰ってきてからの冷蔵庫巡りにやられたのか少し体調を崩しこの土日はほとんどの時間を寝て過ごした。それでもこの二日は運良く大好きなプロ野球の日本シリーズが放映されたりして案外退屈することなく過ごすことが出来た。そして今はもうこうして駄文を綴れるほどに回復している。ふう…。

ふと部屋の隅に目を向けるとそこには小さな水槽の中で暮らす2匹の金魚。水面近くまで浮かび上がり、揃って口をぱくぱくさせている。こいつらも、俺の回復を喜んでくれているのだろうか。

そんなわけないだろと言うように、2匹のぱく動がより一層スピードを増す。やっぱそうだね。ごめんごめん忘れてたよ。

 

せかされるように、2匹の同居人に3日ぶりの餌をやる。

 [ '06/10/22(日) ]


◇いささかさん◇

いよいよ今日から明日まで、1泊2日で仙台に出張です。初の泊りがけ出張&初業務が重なっていささか緊張しておりますが、いささかっていうと自然とサザエさんにでてくるいささか先生が頭に浮かんでちょっと和む。

知人に教えてもらった「痴漢男」という物語が面白い。タイトルで既にドン引きされる方も多いでしょうけれど内容はバリバリのラブストーリーです。まだ読んでない方は騙されたと思って読んでみてください。読み出すと止まらない恐れがあるので時間に余裕のあるときのほうが良いと思いますけれど。

そしてもし面白くなければその時は騙されたと思って諦めてください。

あと最近は「Gyao」っていうPCテレビサイトでB級映画よく見てる。無料だしレンタルと違って店に行く手間が無いから楽。特に返しにいくのがクソ面倒いよねレンタル。ただ惜しむらくは本当にドB級映画しか配信されてないところ。2時間見て何だったんだこれはって感じの多い。まあそれも含めてB級映画漁りの面白さですけれど。あと麻雀好きの人ならバラエティの「東風王決定戦」が必見。

 [ '06/10/16(月) ]

 

◇モチベーション◇

人生とはなんと過酷で苦しいものかよ、と今朝は思っています。昨日は全く思ってなかった。

昨日の仕事でミスをしていたことに夕べ家に帰ってから気付いて、それ以来悶々としているわけです。まあもし昨日家に帰る前に気付いていたって別にどうにもならなかったんだけどね。やっちまったもんは仕方がないタイプのミスだから。こういうタイプのミスはむしろ気付かないでいたほうが幸せだと思う。

俺は判断力に欠ける。あと切り替えが下手。

10月に入ってからも相変わらず仕事は忙しい。今日なんかめっちゃ体調悪いんだけど来週からの出張の準備と打ち合わせを外すわけにはいかないから是が非でも出社せねばならん。こういうときに昨日のミスを引きずったり今日は大変だなあとか思ってるとかえってキツイのでむしろ最速で終わらせてやるぜくらいのモチベーションで行ってきます。ほーアタタタタタタタァ!!!

あーでも打ち合わせする相手の人がそんなに早く時間空けられないだろうから駄目だ。俺だけ早く終わっても虚しい。モチベーションプシュ〜。

 

夕べは夢の中に昔飼ってた愛犬のチェリーが出てきて、犬を大切にって言っていました。

 [ '06/10/13(金) ]

 

◇雑記もん◇

何もすることが無い時にはやりがいのある日々に恋焦がれ、多忙さに追われると穏やかな日々を夢見る。まったく人間てやつは勝手なものですよ。

人間関係なんて問題はつまりのところ打算と相性だと思う。誰が正しくて誰が悪いなんていう結論は真実でもなんでもない。ただの思い込み。絶対的な正義は幻想。法と道徳は様々な思想という車が行き交う道に立てられた標識みたいなものだ。

という思い込み。

いくらなんでも今年のソフトバンクは打線が弱すぎ。特に3番打者の不在が絶望的に響いた。俺は川崎・大村を1,2番に固定して3番を穴にするよりも、大村を3番に据えて2番を日替わりで考えたほうが確実に打線は締まったと思うんだけどね。ただまあ本来的には大村はやはり1番か2番のほうが向いている選手で3番を別の頼りになる打者が埋めてくれるってのが理想形だから、今年のオーダーも先を見据えてって意味では正しいと思うけど。しかしいかんせん今年のソフトバンク打線は見てるこっちが辛かった。あまりにもすきっ歯で。

 

来週は仙台に出張。準備大変。

 [ '06/10/12(木) ]

◇清原さん◇

右の写真はオリックスブルーウェーブの秋季練習に顔を現した清原和博さん(38)。清原さんを全面的にバックアップしてくれた中村監督の辞任が決まり来期は一転苦しい立場に立たされると予想される。

なんてことはどうでもよくて、俺が心奪われたのは左の写真一点なんだけれど、もはやプロ野球選手の写真とは思えない。どう考えても関西青波系暴力団幹部の清原和博さんて紹介されたほうがしっくりくる。もう本気で恐い。しかもその風格は年々凄みを増していっている(野球とは関係のない風格)。巨人に入団した頃までの清原さんて言ったらそりゃもう爽やかさの代名詞みたいな容姿だったんだけどね。よもや10年という歳月がここまで彼を変えてしまうとは誰が予想しただろうか。(10年前の清原さんはこんな感じ)。容姿だけではなく野球のほうも打率.250も打てたら奇蹟と思えるほどに荒んでしまって、正に尾羽打ち枯れるというか、いやそれはさすがに言い過ぎかもしれんけど。

それでも未だに清原さんには根強い人気があって、その集客力はプロ野球界でも1,2位を争うほど。かくいう俺も、散々こき下ろしときながらなんですけれど清原さんのことは応援しています。生き様にドラマを感じる数少ないプロ野球選手の一人だと思う。

 

なんとかもう一花咲かせて欲しいなあ。まずは怪我をじっくりと治して。

 [ '06/10/07(土) ]

 


■TOP■   ■LOG■